貧血の応急処置
ですが、治そうと思っても少し時間がかかるものです。
もし明日の通勤途中、勤務中、あるいはプライベート中でも立ちくらみがして立っていられなくなったらどうしたら良いのでしょうか?
貧血持ちの方は、いざ貧血になってしまった場合の応急処置について一通り知っておきましょう。
ちょっとしたことを知らなかっただけで、もっと大変なことに繋がってしまう危険性もあります。
貧血の応急処置・3つの基本
貧血の応急処置は、安静・ゆるめる・あたためるの3つが基本です。
安静 |
まずは安静にします。 |
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ゆるめる |
ベルトやボタンなど、締め付けてるものがあれば外したりゆるめたりします。 |
あたためる |
貧血時は寒気を感じるため、体を温めるのが良いです。 |
貧血になったときの2つの注意点
応急処置・3つの基本のほか、貧血になったときは以下の2つの点に特に注意しましょう。
倒れそうになったら低い姿勢をとる!
倒れそうになったときには低い姿勢をとることも大切です。
一番危険なのは、倒れて大きなケガをしてしまうことです。
頭を打ってしまえば大事故になるかも知れませんし、妊婦さんの場合は転倒自体がとても危険です。
貧血で倒れそうな予感がしたときは、まずはしゃがむ、座る、とにかく低い姿勢を取りましょう。
回復してもすぐに動かない
治ったと思っても急に立ち上がったり、急に動いたりしてはいけません。
安静にしている間は多くの酸素は必要ないので、少し休むと落ち着いてきます。
ですが、急に動くとまた酸素が不足して倒れてしまったり、立ちくらみを起こすことがよくあります。
十分に休んでから、ゆっくり動きましょう。
応急処置の理由+補足
応急処置の基本は分かりましたが、どうしてそれらが有効なのでしょう?
理由も知っておくと、より正確な対応が取れそうですね。
安静にする理由
体を動かすほど酸素が必要になりますので、まずは体を動かさないことが大切です。
理想は横になって休むこと、それが出来なければ座って休みます。
立ちくらみがする場合、脳に酸素が届いていないことが理由です。
足の下にクッションや枕を置き、足を少し高い位置にして休むことが出来れば回復が早くなります。
座って休む場合でも、少し頭を低めの位置にしていると回復しやすくなります。
ゆるめる理由
体に酸素が十分に回っていない状態ですので、血流を良くする必要があります。
ベルト、時計、コートやシャツのボタン、体を締め付けるものを緩めるとだいぶ楽になります。
思っている以上に効果がある方法ですので、しっかり覚えておきましょう。
あたためる理由
貧血を起こしたときは寒気を感じます。
体をあたためることでリラックスできます。
外出時に貧血になるよう危険性があるならカイロを持ち歩くのも良いです。
吐き気がないようであれば、温かいものを飲むのも良いでしょう。
即効性のある方法?
コンビニや薬局で購入できるもので、チョコラBB Feチャージ、アルフェネオなど、鉄分とビタミンを補給出来るものに人気があり、オレンジ味の炭酸飲料などもあります。
個人差や気持ちの問題もあり、効果は保証できません。
ただ、日常的に貧血になる方は幾つか試してみても良いかも知れません。
ただし、栄養ドリンクを毎日飲むのは健康面で良くないかと思います。
貧血になってしまったときや、生理時など限定的な使用にしましょう。
貧血が美容に与える影響を知っていますか?
貧血は体中に酸素が不足した状態。
肌のハリツヤが失われ、抜け毛や枝毛の原因にもなります。
もちろん疲れやすさ、スッキリしない目覚めなど日常にも影響があります。
できるだけ早く対策しましょう!